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余部(中世)


 室町期から見える地名...

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[最終更新日:2009-03-01/JLogosid:7373454]
関連項目: 赤田組(近世) 飯詰組(近世) 石浜村(近世) 

角川日本地名大辞典(旧地名編)

日本地名大辞典に収録されているものの中から、現在以前のものを再編。

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余部(中世)

南北朝期に見える地名海辺【あまべ】荘のうち「あまりべ」ともいう余目ともある出羽【いでは】郡の井上郷または河辺郷の域内にあったが,南北朝期には両郷を含む広い地域を余部と称したという(地名辞書)地名は,古代の余戸郷に由来する武蔵国賀美郡安保郷(現埼玉県神川村)を本貫地とする安保光泰に出された建武3年12月11日足利直義下文(安保文書/県史15上)に「出羽国海辺余部内宗太村」とあるのが初見本文書によれば,足利直義は安保光泰に当地内の宗太村などの地頭職を安堵しており,当地の一部は代々安保氏の所領であったまた,安堵文言に「右任代々譲状并正安三年十二月十日・正慶二年二月廿九日外題安堵状等可領掌之状如件」とあり,すでに鎌倉末期から安保氏の所領であったことがわかる暦応3年正月24日安保光泰置文(同前)には「出羽国海辺余部内余部郷・惣太郷」と見え,長男泰規に惣領職と余部内の余部郷・惣太郷,次男直実に阿佐丸郷・袋郷・阿都郷,三男行泰に佐々崎郷をそれぞれ譲渡しているその後三男行泰の討死にもあってか再び同年8月22日に安保光泰置文(同前)が作られ,当地内の安保氏所領のうち泰規に余部郷・惣太郷,直実に阿佐丸郷・袋郷,四男彦五郎に船越佐々崎郷をそれぞれ譲渡し,同年11月24日には同文書に,高師冬の外題安堵を受けて北朝方から公認されたなお「筆濃余理」には「足利将軍尊氏ノ執事高武蔵守師直父子,正平中滅亡ノ折,其臣安保肥前忠実当国ニ落来,余目ヲ横領シテ庄内ノ一党タリ」とあるここでは土着安保氏の祖を忠実(直実)としているが,ほかにその嫡男太郎吉形(稲垣氏所蔵,八幡宮御本記),太郎助形(阿部氏所蔵,乗慶寺記),治郎助形(稲垣氏所蔵,当寺系図什物帳)とするものもあり未詳であるが,室町期から戦国期にかけて余部の西部は安保氏の支配するところとなったその居館は,余目町大字余目字館【たて】にあたるとみられている余部の東部地域にあたる現在の立川町一帯は,延元元年結城宗広譲状写(白河故事考所収文書/県史15上)によると,白川結城氏散在所領の1つとなっており,「一,出羽国余部内尾青村・清河村 一,同国狩河郷内田在家」が顕朝に譲渡され,さらに応安2年6月19日結城顕朝譲状写(同前)では満朝に,応永22年10月21日結城満朝譲状写(同前)では氏朝に同所が譲渡され,同氏相伝の地となっていたことがわかるほかに康永年間の年紀を有する11月28日の結城親朝譲状写(伊勢結城文書/県史15上)では「一,出羽国余部内一沢村」が結城朝常に譲渡されている結城氏は当地に一族の白河為興を代官として派遣し,その居館を狩川村に置いたという為興は南朝方に属し,北朝方の大山の武藤氏,余目の安保氏らと争って敗れたという伝承があるが,その所領の帰趨については不明である庄内地方,現在の余目町・立川町を含む一帯に比定される

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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

余部(中世)
南北朝期に見える地名余目とも書く信夫【しのぶ】荘のうち文和2年4月10日の足利尊氏袖判下文によれば,「陸奥国信夫郡余部」の地頭職が勲功の賞として白川結城顕朝に宛行われており(熱海白川文書/県史7),同年同月13日の仁木頼章施行状によれば,仁木頼章が結城顕朝の代官を「信夫庄余部」に沙汰付けするよう長沼淡路守に命じているのがわかる(長沼文書/県史7)延徳3年6月日付大蔵寺千手堂鰐口銘に「余目里」と見える(県史7)中通り北部,現在の福島市大字南矢野目・北矢野目を中心とするあたりに比定される...

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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

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