漢部郷(古代)
平安期に見える郷名｡｢和名抄｣丹波国何鹿【いかるが】郡十六郷の1つ｡刊本は｢後部｣とするが,これは誤りで,高山寺本は｢漢部｣とする｡郷域は綾部市の味方町を除く旧綾部町域に比定され,域内には青野遺跡･野田古墳･綾中廃寺跡などの遺跡がある｡｢三代実録｣には節婦として位を与えられた｢丹波国何鹿郡人漢部福刀自｣(貞観8年9月20日条),｢丹波国何鹿郡人漢部妹刀自｣(仁和3年6月5日条)が見え,当郷は漢氏の支配下にあったものと推定される｡
解説文を自分にﾒｰﾙ![]()
ﾒｱﾄﾞ:Milana@docomo.ne.jp
![]()
(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7373483
最終更新日:2009-03-01