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- 榎町(近世~近代)とは
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榎町(近世~近代) 江戸期~現在の町名古くは豊島郡野方【のがた】領牛込【うしごめ】村に属し,大木【おおぎ】町といった東隣りの天神町に大宰府天満宮が勧請されていたので,その門前町の扇町がなまって大木町といわれたと伝える正保3年,臨済宗蔭涼山済松寺領となる町内の鎌倉街道口に十抱えもある老榎があったのにちなんで牛込榎町と称した「むかし此所野原也大木の杉一もとあり寛永のはじめ回禄によって灰燼となる其根さしのわたり七八畳も敷かるるほど也その後までもありしと也絶えて今は其址のみと也」とある(続砂子)延享2年町奉行支配地となる文政11年の家数177軒(町方書上)明治元年東京府に所属同5年,牛込大願寺門前・牛込済松寺門前,近隣の武家地・寺地を併合同年の戸数135・人口486(府志料)同11年牛込区,昭和22年からは新宿区に所属「当町の通りは,早稲田【わせだ】の方面並びに弁天町よりの要路に当たり,天神町の大道に達する市街なれば,各商店軒を接して繁昌せり(中略)但し其の道路はいかにも狭隘なり」(画報) |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」