ケータイ辞書JLogosロゴ 猟師町(近世)


京都府>宮津市

 江戸期〜明治22年の在方町名。丹後国与謝【よさ】郡のうち。「慶長郷村帳」の下宮津郷のうち。村高は「延宝郷村帳」107石余,「天和村々高帳」では田中組に属し183石余,「宝永村々辻高帳」同高,ほかに拝領後改出新田4斗余,「享保郷村帳」同高,うち新田改出高4斗余,ほかに同所新田4斗余,「宝暦郷村之覚」同高,うち新田9斗余,「天保郷帳」184石余,「旧高旧領」183石余。当村には城下猟師町から庄屋がつけられて,長百姓・組頭・百姓代などが置かれていた。しかし当村の土地は城下町を取り囲むようにして点在していたため,近隣村と比べて不利益を被ることがあり,天保8年9月には有田【あんだ】・田中両村との軋轢を藩へ訴訟している(石井家文書)。明治4年宮津県,豊岡県を経て,第12大区4小区,同9年京都府に所属。同22年城東村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7380888
最終更新日:2009-03-01




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