井尻村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡島上郡のうち｡烏丸家領｡村高は,摂津草高帳では144石余,｢天保郷帳｣｢旧高旧領｣ともに114石余｡後代烏丸家が提出した上牧村池争論史料(高槻市史4)によれば,文禄3年｢芥川郡上牧内六百五拾石,同葭嶋当知行分并内外之池｣が豊臣秀吉によって烏丸家に安堵されたことがわかる｡鎮守は上牧【かんまき】村の春日神社｡寺院は浄土真宗本派円正寺｡明治4年大阪府に所属｡同9年の人口123｡同22年五領村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7381326
最終更新日:2009-03-01