ケータイ辞書JLogosロゴ 佐井寺村(近世)


大阪府>吹田市

 江戸期〜明治22年の村名。摂津国島下郡のうち。才寺とも書いた。元和年間幕府領,寛永2年京都所司代役知,寛文9年からは山城淀藩領。村高は,摂津草高帳では978石余,「天保郷帳」1,946石余,「旧高旧領」1,118石余。なお,元和2年頃の状態を示す摂津高改帳では山田村として一括されているが,元和7年の摂州大田郡之内山田村酉年免定(吹田市史2)では「才寺分」として377石余。また正保2〜3年といわれる摂州村々高書写(関西学院史学1)では663石余。当村の庄屋谷家は,淀藩領島下郡14か村の大庄屋を交替で勤めた(吹田市史2)。鎮守は式内社の伊射奈岐神社で伊弉諾命・素盞嗚命・八幡大神を祀る。寺院は真言宗山田寺(佐井寺)・浄土真宗本派西宝寺。山田寺は天平7年行基が山田大臣を大檀主として開基したと伝えられる。明治4年大阪府に所属。同9年の人口801。明治22年千里【ちさと】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7383250
最終更新日:2009-03-01




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