ケータイ辞書JLogosロゴ 藍荘(中世)


兵庫県>三田市

 鎌倉期〜戦国期に見える荘園名。摂津国有馬郡のうち。承久3年6月25日付関東下知状によれば,下野国御家人長沼宗政が「摂津国守護所并藍庄地頭職」に任じられている(皆川文書/鎌遺2761)。これから当荘を摂津守護領とする説もある。南北朝期の建武3年5月24日,武家方に属した多田院御家人森本左衛門次郎為時は一族らを率いて摂津野鞍に参陣,翌25日には「藍荘合戦」において軍功があったという(古文書浅草文庫本/大日料6-3)。「康正二年造内裏段銭并国役引付」には「八幡大乗院 摂州有馬郡内塩(藍)庄段銭」と見え,造内裏役が課せられている(群書28)。なお,室町期の12月27日付宗縁書状にある「藍庄政所」は,この当時なお荘務をつかさどる政所が存続していたことを推測させる(清水寺文書)。天文・永禄年間の播磨清水寺への田地寄進状に当荘内の村として本庄村・曲村などとあることからおよそ現在の三田【さんだ】市藍本一帯に比定できる。「五畿内志」は上相野・日出坂・曲・波田・岩倉・本荘・四辻などを当荘とする。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7387150
最終更新日:2009-03-01




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