ケータイ辞書JLogosロゴ 安黒村(近世)


兵庫県>宍粟郡一宮町

 江戸期〜明治22年の村名。播磨国宍粟【しそう】郡のうち。もと神戸村の一部,寛永19年山崎藩主松平康映の時に神戸村は須行名村を分村し,さらに寛文9年神戸村は伊和村と安黒村に分かれたと伝える(伊和神社文書)。元和元年山崎藩領,延宝7年幕府領,明和6年からは摂津国尼崎藩領。村高は,寛文〜延宝年間338石余(一宮町史),「天保郷帳」「旧高旧領」ともに338石余。「元禄郷帳」では「古ハ神戸市場村」と肩書されて見えるが,「正保郷帳」の神戸村を指すと思われる。なお当村には山崎藩主池田恒元が須行名村にある播磨国一宮伊和神社に寄進した黒印領地20石余があったという。寛文〜延宝年間の家数35・人数210,馬2・牛33,田18町余・畑6町余,安政3年の家数65・人数229,無住寺1,高持48・無高17,牛17(同前)。当村民は隣村伊和村真言宗平位山神福寺の檀家となっている。明治14年の戸数72・人口317,田23町余・畑9町余・山林114町余(播磨国地種便覧)。同22年神戸村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7387287
最終更新日:2009-03-01




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