ケータイ辞書JLogosロゴ 網引村(中世)


兵庫県>加西市

 鎌倉期に見える村名。播磨国加西郡のうち。元亨2年9月日の大部荘公文尼覚性訴状によると,「網引村国成名」内の田地証文などを孫娘赤女が盗んだので,盗犯・祖母敵対の罪科に処すよう鎌倉幕府に訴えている(東大寺文書1/大日古)。この事件は,加東郡大部荘の公文職相続にからむ王氏一族の相論の中で発生した。江戸期の「御産宮記」によると網引は西河合郷の村である(網引町八幡神社文書/県神社誌)。なお,南北朝期に成立したとされる「峰相記」(続群28上)に見える法道仙人開基の「周遍寺〈観音〉」は,加西市網引町の如意山周遍寺である。法道開基と伝える寺院は鎌倉期に栄えたといわれている。建武3年5月日の広峰昌俊軍忠状案(広峰文書)に,「今年三月大将軍当国周遍寺仁御座之時」とあり,足利尊氏が訪れている。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7387422
最終更新日:2009-03-01




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