ケータイ辞書JLogosロゴ 甘地郷(中世)


兵庫県>市川町

 戦国期に見える郷名。播磨国神西郡のうち。「蔭涼軒日録」長享2年12月晦日条に「播磨甘地郷,当年貢櫛橋方尽納取。年明者,段可有御成敗之由可歎申云云」と記され,戦国期には三木城主別所方に加担する櫛橋氏の勢力がこの地に及んでいた(大日本仏教全書)。下って,「大館常興日記」天文9年2月20日条に「香巌院領播州甘地郷事,去年十一月廿三日以摂州織〈飯中大方へ也〉御下知事等孝蔵主上申之」とあり,甘地郷は香巌院(光巌院)領であった(続大成)。なお,天理図書館蔵「興福寺年中行事」に若宮祭弘長2年の流鏑馬に「甘舌庄」と書かれているのは当地のことか(尼崎市史4)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7387458
最終更新日:2009-03-01




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