池尻村(近世)
江戸期〜明治22年の村名。摂津国有馬郡のうち。もと上深田村の一部,享和3年同村から分村して成立(有馬郡誌)。三田藩領。郷帳類では深田村の一部として扱われたと思われる。村高は,延宝年間に56石余(三田町弘法教会所蔵古文書/三田市史)。寺院は,浄土真宗本願寺派真宝山広宣寺。同寺は無住の寺で,のち明治39年になって住職が住んだという。なお,地内観音山には観音寺跡があり,三田村金心寺の塔頭であったと伝える(三田市史)。明治22年貴志村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp
(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7387683
最終更新日:2009-03-01