ケータイ辞書JLogosロゴ 伊豆村(近世)


兵庫県>養父町

 江戸期〜明治22年の村名。但馬国養父【やぶ】郡のうち。もと豊臣氏蔵入地,天正13年から前野長泰氏領。文禄4年出石【いずし】藩領,天保7年からは幕府領。村高は,「国高一紙」164石余,「天保郷帳」166石余。検地は寛文10年(小野山家文書)。天保7年村差出帳(同前)によれば,小物成は茶代米1斗余・山手米6斗余・楮役米1石余・紺役米1斗余・苅畑役(米3斗余・大豆6石余・小豆2斗余・粟4斗)・川役銀10匁余・糠藁代銀13匁余・桑代真綿1貫余,家数37・人数163,牛10。鎮守は玉見村玉水神社。当村は出石藩伊津組大庄屋小野山与惣左衛門の居住地で,同家は元禄年間から幕府領になる天保7年まで大屋川沿い32か村の大庄屋役を勤めた。屋敷の一部は現在公民館に使用されている。明治22年広谷村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7387789
最終更新日:2009-03-01




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