ケータイ辞書JLogosロゴ 市原村(近世)


兵庫県>西脇市

 江戸期〜明治22年の村名。播磨国多可郡のうち。慶長5年姫路藩領,寛永16年幕府領,宝暦12年からは下総国古河藩領。村高は,「正保郷帳」136石余うち田126石余・畑10石余,「元禄郷帳」では野中市原村125石余,「天保郷帳」では野中市原村127石余,「旧高旧領」129石余。鎮守は大木村の天目一【あめのまひとつ】神社と平野神社。また当村には大歳神社があるが,天目一神社に合祀されている。寺院は真言宗妙覚寺,良純和尚の開基で応永年間創建。同寺では毎年正月4日に「ワラワラ」をはじめ「おとう」の行事がある。「ワラワラ」は住職が般若心経を唱える際,途中と終了時に鐘の音を合図に一斉に藤を持って本堂の床を叩くもの。妙覚寺寺子屋は僧天目快伝を師として嘉永6年開業,明治5年廃業。明治4年の加東多可加西郡村々高并戸数控帳によれば,戸数42。同14年の戸数47・人口184(播磨国地種便覧)。同22年日野村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7387923
最終更新日:2009-03-01




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