ケータイ辞書JLogosロゴ 上山村(近世)


兵庫県>北淡町

江戸期〜明治10年頃の村名淡路国津名郡のうち淡路島北部,城ノ瀬山の南地名は,当地が台地山上を占めることに由来すると考えられる元和元年からは阿波国徳島藩領村高は,「郷帳下書」153石余,「天保郷帳」230石余,「旧高旧領」514石余「味地草」では,高493石余うち479石余は稲田氏采地,家数69神社は弁財天社で,別当寺は,真言宗福満寺行基作と伝える多聞天を安置する多聞寺には地内堂屋敷の愛宕社,中の谷の庚申塔が移し祀られ,毎年6月15日に湯神楽が行われ,その夜は村人や近郷の人々で上山の夏踊りが催される楠本村境への巡礼道の傍らに樋の池があり,池尻の大山にある長さ60間程の穴を通る水が源八池に注いでいるこの穴にかつて浪人が猛犬二匹を連れて20間程入ったが,犬に引き止められて途中から引き返したといわれ,以後穴の中に入る者もなかった近年穴の中に鍾乳石のあることが知られ,上山の鍾乳洞と呼ばれる当村一の高峰,城の尾の瀬は古城跡といい,紀伊・和泉や摂津,明石浦などを一望できる地内に宝行寺があったといわれるが未詳明治10年頃常盤村と改称
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7388290
最終更新日:2009-03-01




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