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- 漆野村(近世)とは
「漆野村(近世)」の関連ワード⇒ 赤田組(近世) 飯詰組(近世) 石浜村(近世)
日本地名大辞典に収録されているものの中から、現在以前のものを再編。
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| 漆野村(近世) 江戸期の村名日向国諸県【もろかた】郡のうち大淀川の支流秋社川・漆野川・浦之名川流域の台地に位置する漆野原と呼ばれる標高200m前後の洪積台地は，霧島火山による火山灰土で，保水性に乏しく，農耕には必ずしも適さない土壌である地内には古代の肥後路に築かれたという漆野原一里塚が現存し，県史跡に指定されている字秋社近くには伊東四十八城の１つである漆野切寄城があった天正19年の「日向国五郡分帳」に「漆野 六町」と見える鹿児島藩直轄領野尻郷に属す村高は，寛文４年「日向国諸県郡村高辻之帳」，元禄11年「日向国覚書」，「天保郷帳」ではともに150石余とあるが，「旧高旧領」には村名が見えず，紙屋村のうちに含まれていると考えられるまた，「薩藩政要録」や「島津家列朝制度」など鹿児島藩の郷村名が記載される史料類には当村名が見えず，鹿児島藩領内では紙屋村の一部として扱われていた明治13年調査の「日向地誌」でも紙屋村の一字地として漆野と新村の名が見える現在，当村域の大部分は野尻町紙屋に属し，その東部にあたるが，浦之名川沿いの字瀬越は高岡町紙屋となっている |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
| 漆野村(近世) 江戸期～明治22年の村名... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
