ケータイ辞書JLogosロゴ 沖浦村(近世)


兵庫県>香住町

 江戸期〜明治22年の村名。但馬国美含【みくみ】郡のうち。江戸期には丹生港の丹生を冠して丹生沖浦村と称することも多い(元禄郷帳・天保郷帳)。はじめ出石【いずし】藩領,天保7年幕府領(久美浜代官所),嘉永4年からは再び出石藩領。村高は,「国高一紙」29石余,「天保郷帳」47石余。鎮守は大放神社。寛文4年船改番所を置く。嘉永5年大平山に台場を設け,外国船の往来を監視した。明治3年沖手繰網を始める。同4年海浜4反歩を埋め立てて田地を開墾。その後,少しずつ埋め立てて畑地や船置場を構築して現在の地形を造る。同7年には15〜140石積日本形船4艘,30石積漁船7艘,艀船50艘があった。同22年口佐津村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7388986
最終更新日:2009-03-01




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