ケータイ辞書JLogosロゴ 小倉村(近世)


兵庫県>青垣町

 江戸期〜明治22年の村名。氷上郡のうち。支村森があった(丹波志)。もと豊臣氏蔵入地・山口右京領。慶長3年柏原【かいばら】藩領,慶安3年幕府領,元禄8年からは旗本牧氏知行。村高は,文禄年間305石,「丹波国郷帳」302石余うち田195石余・畑107石余,「氷上郡郷村帳」321石余うち山役12石・小物成4石5斗余,「天保郷帳」でも321石余。牧氏は光明寺に代官所を置いて領内村を支配した。「丹波志」によれば,家数53。産土神はもと佐地神社。小倉本村はのち足立氏勧請の諏訪大明神のある白が谷に黒尾大明神(のちの黒尾神社)を祀り産土神とした。ほかに秋葉神社がある(氷上郡志)。寺社は,曹洞宗岩屋山高源寺・日蓮宗正立山妙法寺・曹洞宗薬王山法光寺。光明寺は明治6年高源寺に合併。ほかに大日庵・薬師庵がある(同前)。同22年佐治村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7389092
最終更新日:2009-03-01




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