ケータイ辞書JLogosロゴ 梶原村(近世)


兵庫県>市島町

 江戸期〜明治22年の村名。丹波国氷上郡のうち。もと豊臣氏蔵入地。慶長8年からは旗本川勝氏知行。村高は,「丹波国郷帳」286石余うち田265石余・畑21石,「天保郷帳」391石余。文化11年村明細帳によれば,家数91。慶応元年の家数111・人数423。鎮守は鴨大明神社。境内に春日・貴船社など9社がある。このほかに加茂郷9か村の総社下鴨神社(下の森大明神)がある。同社参道一の鳥居脇にある大銀杏は,「丹波志」に回り10囲(5.5m),俗に乳の木というと記され,のち大正14年県天然記念物に指定される。寺院は,文禄4年開基の曹洞宗日光寺。このほか鴨神社別当天台宗鴨林山神宮寺および清光寺があったが,廃寺となる。当地は文化年間の俳人荻野洞々を輩出。また,郡内第一の美酒を醸造していた。明治22年吉見村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7389438
最終更新日:2009-03-01




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