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賀美郷(古代)


 奈良期~平安期に見える郷名...

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[最終更新日:2009-03-01/JLogosid:7389617]
関連項目: 赤田組(近世) 飯詰組(近世) 石浜村(近世) 

角川日本地名大辞典(旧地名編)

日本地名大辞典に収録されているものの中から、現在以前のものを再編。

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賀美郷(古代)

平安期に見える郷名「和名抄」宇智郡四郷の1つ高山寺本・東急本ともに訓を欠く加美とも書く「上」の二字化であり,「下」に対応する地名(古代地名語源辞典)都や国衙・郡衙からの遠近,川の上下によって名付けられたが,当郷の場合は郡衙からの遠近によるか年欠の太政官符案(栄山寺文書/五條市史下)によれば,宇智郡内の栄山寺領は「墓山地」「西新開」「高栗栖牧地」の3か所に分けられ,そのうち「西新開」27町6段は「同(宇智)郡賀美郷下堤村真土条并郡条内」に存在した水田の坪数は郡条2里に4か坪,真土条8里に3か坪があり,下堤村に属していたさらに重坂条3里に3か坪,佐味条5里に1か坪が存在したただし同文書は天元3年9月19日の原太政官符を,栄山寺が寛弘年間に改作したものと推定され,坪数などは水増しされている同様の記述は保元3年7月28日官宣旨案(同前)にも見えるなお賀美郷の西新開は,保元3年8月7日官宣旨案(同前)では「今井」と見え,当郷は今井(現五條市今井町)の地を含んでいたことが知られるさらに四至によれば,郷域は宇智川以西,吉野川以北の地域で,現在の五條市今井町から相谷町の間に比定できるなお現在の五條市小島町にある藤原武智麻呂墓(後阿陁墓)について,寛弘6年12月28日太政官符案(同前)は「加美郷前山」とするが,承徳2年8月15日栄山寺別当実経置(同前)は「阿陁郷栄山」とする

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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

賀美郷(古代)
平安期に見える郷名「和名抄」筑前国夜須郡六郷の1つ伊勢本・東急本は「賀美」と訓む高山寺本では「加美」と訓むが,「賀」と「加」は音通するので,この差異に問題はないだろう遺称地はなく,当郷の具体的な位置の比定は困難「和名抄」では上中下を意味する「賀美」「那珂」「資母」などという郷名が多く見られるので,これも夜須郡内の上方に位置することによるものであろう「地名辞書」は上記の点から当郷の位置を甘木市秋月・上秋月地区に比定するたしかに,この地区は旧夜須郡のうちでも東北の山中に位置し,神功皇后伝承における荷持田【のとりだ】村に見られるように,古くから開けていたようでもあるまた夜須郡内における各郷比定地の相関関係から見ても,この比定にことさら異を唱える必要はないと考えられるただ,上方が北方あるいは山寄りを意味するのであれば,郷の空白地域となっている夜須町の北部地区ということも考えられるまた,筑紫野市の東部地区を夜須郡域内とみなし,当郷の位置を同市の山家・若江・西小田地区に比定する見解もあるが,これも十分な根拠が示されているわけではない郡域の変更については確認できないが,かりに当時はこれらの地区が夜須郡に属していたにしても,郡域の西端部に当たるこの付近を「カミ」と称したとするには疑問が残る...

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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

賀美郷(古代)
平安期に見える郷名「和名抄」高市郡七郷の1つ高山寺本・東急本ともに訓を欠く高市郡あるいは飛鳥川の上方に所在することによる郷名か(地名辞書)天長6年神託宣に依り,大和国高市郡賀美郷甘南備山飛鳥社を同郡同郷鳥形山に遷すとある(紀略天長6年3月己丑条)飛鳥社は「延喜式」神名上に高市郡54座の1つとして見える「飛鳥坐神社四座」を示し,鳥形山は現在の明日香村飛鳥字神奈備に比定されるただし旧鎮座地である甘南備山については現在の雷【いかずち】丘や甘樫丘,大字橘のミハ山などに比定する説があり確定していない「大和志」は当郷を明日香村飛鳥に比定する明日香村には大字上【かむら】が残るなお「姓氏録」右京諸蕃下には,「上勝【かみのすぐり】百済国の人,多利須須自り出づ」と見え,同族の「祝部」は高市郡の呉津孫神社の祝【はふり】であった(姓氏録右京諸蕃下祝部・五郡神社記4補闕子島神社)「万葉集」巻3には「上古麿の歌一首」として「今日もかも明日香の川の夕さらず河蝦鳴く瀬の清けかるらむ」(356)がある飛鳥川を詠んでいることから上古麻呂は当郷に関係する人物と考えられる...

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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

賀美郷(古代)
奈良期~平安期に見える郷名「和名抄」河内国大県【おおがた】郡六郷の1つ「続日本紀」神護景雲3年8月18日条に「河内国大県郡人従五位下上村主五百公」が上連姓を賜わったとあり,上村主一族は,当郷を本貫としていたと推定されるまた,宝亀3年10月17日付の智識優婆塞等貢進文に,当郷から津積郷へ居を移した「上村主馬養」の名が見える(正倉院文書/寧遺中)郷名の由来については,大和川沿いの上流に位置していたことによるという説(柏原町史),上は表の意で,竜田越えに面していたことによるという説(柏原市史),古の堅上郡の遺名という説(地名辞書)があるまた,資母(下)郷に対する郷名とも思われる郷内には「延喜式」神名帳に見える「金山孫神社」「金山孫女神社」がある当郷は信貴・生駒【いこま】山地の南端に位置し,現在の柏原市の青谷・峠・雁多尾畑【かりんどおばた】付近の一帯に比定される...

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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

賀美郷(古代)
奈良期~平安期に見える郷名「和名抄」河内国安宿【あすかべ】郡三郷の1つ上郷とも書く天平8年12月日付の智識優婆塞等貢進文によれば,「河内国安宿郡上郷岡田里戸主従八位下溝辺広津戸口」である「溝辺浄土」が出家人として貢進されている(正倉院文書/寧遺中)四天王寺御手印縁起には,同寺領である河内国田地のうちとして,「上村里伍箇坪 肆仟伍佰代」と見える(寺誌叢書2)また,「日本霊異記」中巻第7の「智者,変化の聖人を誹り妬みて,現に閻羅の闕に至り,地獄の苦を受くる縁」という話に,鋤田寺の沙門である釈智光が「後に姓を上村主と改む」とあり,「地名辞書」は同寺の所在を当郷と推定している石川の支流飛鳥川流域に位置し,現在の羽曳野【はびきの】市の駒ケ谷【こまがたに】・飛鳥付近と推定される...

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賀美郷(古代)
 平安期に見える郷名...

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賀美郷(古代)
平安期に見える郷名「和名抄」伊都【いと】郡五郷の1つ伊勢本・東急本は賀美郷とあるが,高山寺本では賀茂郷と見える「続風土記」は加美とし,相賀・隅田【すだ】両荘の地に比定しているなお「伊都郡誌」によれば,賀美は上の意であるという「地理志料」も同様の説をとっている「地名辞書」は当郷を現在の橋本市の紀ノ川流域に当たる旧橋本町・旧隅田町・旧恋野村付近一帯に比定している当郷の比定地に関しては橋本市東部に当たる隅田地区を中心とした一帯とみる説が一般的であり,相賀荘に当たる地域がどの程度含まれていたかについては未詳...

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賀美郷(古代)
 奈良期~平安期に見える郷名...

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賀美郷(古代)
平安期に見える郷名「和名抄」葛下【かつげ】郡七郷の1つ高山寺本・東急本ともに訓を欠く「和名抄」以外には見えない賀美は上の借字なので,「大和志」は上里村(現香芝市上中)に比定する葛下川下流の王寺町付近を下郷とみなして成立した名称かしかし葛下郡内には資母(下)郷は見えない「日本地理志料」は,賀を質の誤写として質見郷と読み,式内社「志都美神社」(現香芝市今泉に比定)と結びつけている「地名辞書」は二上山と結びつけ,二上村(現香芝市南西部)に比定する...

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賀美郷(古代)
平安期に見える郷名「和名抄」都留【つる】郡七郷の1つ高山寺本不載郷名は川の上下【かみしも】の上の意味で,具体的には桂川の上流の意「国志」が「今十日市場ヨリ富士ノ麓マデノ三十村許リヲ惣テ上郷ト称ス是レ賀美郷ノ遺称ナルベシ古来水源ヲ上ト称ス此ノ辺リ一郡ノ水源ナレバ賀美ノ郷ト称セシニヤ」というとおりである今日の都留市十日市場から富士吉田市辺りまでの桂川の上流が郷域であり,北東は下流の多良郷と接していた...

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賀美郷(古代)
平安期に見える郷名「和名抄」都留【つる】郡七郷の1つ高山寺本不載郷名は川の上下【かみしも】の上の意味で,具体的には桂川の上流の意「国志」が「今十日市場ヨリ富士ノ麓マデノ三十村許リヲ惣テ上郷ト称ス是レ賀美郷ノ遺称ナルベシ古来水源ヲ上ト称ス此ノ辺リ一郡ノ水源ナレバ賀美ノ郷ト称セシニヤ」というとおりである今日の都留市十日市場から富士吉田市辺りまでの桂川の上流が郷域であり,北東は下流の多良郷と接していた...

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