ケータイ辞書JLogosロゴ 上小倉村(近世)


兵庫県>柏原町

 江戸期〜明治22年の村名。丹波国氷上郡のうち。もと山下信濃守領。慶長3年から柏原藩領,慶安3年幕府領,元禄年間頃旗本植村氏知行,文化年間頃からは旗本小堀氏知行。村高は,「丹波国郷帳」271石余うち田205石余・畑66石余,「天保郷帳」315石余。寛政6年の家数70(丹波志)。細長い谷あいの山麓に人家が密着し,その中央部分が田地である山村。京街道の険である鐘が坂が村の奥にあり,一里塚があったという。金山葛・漆・鐘が坂焼・煙草を産した。鎮守は延喜式の古社である苅野神社。神社はほかに大歳神社2社がある。竜泉寺は苅野神社の社坊で,木喰上人の塚がある。明治16年鐘が坂隧道開通。同22年柏原町の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7389668
最終更新日:2009-03-01




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