ケータイ辞書JLogosロゴ 上鴨川村(近世)


兵庫県>社町

 江戸期〜明治22年の村名。播磨国加東郡のうち。もと豊臣氏蔵入地。慶長5年姫路藩領,元和3年からはほぼ幕府領。村高は,「正保郷帳」242石余うち田203石余・畑38石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに300石余。鎮守は住吉神社,かつては播磨・丹波10か村の氏神であった。三間社流造り,檜皮葺の本殿は,棟木銘によると正和5年創建,永享6年と明応2年に各々再建。木鼻・つなぎが虹梁や勾欄親柱などの形式に時代と地方の特色が出ている。同社の祭祀を支えるのが,若衆・清座・年老・横座などの厳格な宮座組織である。同社はまた,鎌倉期の田楽に源を発する神事舞踊を伝える。堂宇は薬師堂・観音堂。明治15年の戸数86・人口407。同22年鴨川村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7389683
最終更新日:2009-03-01




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