ケータイ辞書JLogosロゴ 上西条村(近世)


兵庫県>加古川市

 江戸期〜明治22年の村名。播磨国加古郡のうち。姫路藩領。村高は,「正保郷帳」554石余うち田413石余・畑140石余,「元禄郷帳」(竜野市立図書館蔵)も554石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに766石余。草谷川を主な用水とする川郷八か村の1つである。印南野台地の開発途上においては用水の分配をめぐってしばしば新田村と争論を展開している。江戸末期には姫路藩の木綿専売政策の影響を受けて綿作面積が増大し,文化14年の田畑植仕附之帳によると,本田29町余のうち2反余(0.7%),本畑7町余のうち4町余(約54%),新田畑19町余のうち8町余(約43%)が綿作に利用されていた。神社は水神社・大歳神社・稲荷神社・八幡神社。八幡神社については「県神社誌」に応和2年8月15日の創立,大永2年8月富田丹波守の再建とある。寺院は元和元年開創の臨済宗成福寺。明治15年の播磨国地種便覧によれば,戸数97・人口426,田45町余・畑38町余・宅地3町余・山林54町余。明治22年八幡村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7389710
最終更新日:2009-03-01




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