ケータイ辞書JLogosロゴ 川原村(近世)


兵庫県>篠山市

 江戸期〜明治22年の村名。丹波国多紀郡のうち。河原村とも書く(丹波国郷帳・丹波志)。もと豊臣氏蔵入地。慶長7年八上藩領,同13年からは篠山藩領。村高は,「丹波国郷帳」270石余うち田256石余・畑13石余,「丹波志」187石余,「天保郷帳」276石余。天明3年高附帳による家数22,人数男86・女82。字木下に鎮座する住吉神社は,永保元年大江匡房が国司であった時に堺の住吉大神の分霊を勧請したと伝え,籾井氏や歴代篠山藩主の崇敬が篤く,また川原・本明谷・福住3か村の氏神として,水無月祭と称する祭礼は盛大で,5台の山車での打込囃子は有名である。寺院は曹洞宗宝釈山永泉寺があり,開山は元和年間とも寛永17年ともいう。ほかに薬師堂・地蔵堂がある。明治22年福住村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7390027
最終更新日:2009-03-01




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