ケータイ辞書JLogosロゴ 北山村(近世)


兵庫県>津名郡一宮町

 江戸期〜明治10年の村名。淡路国津名郡のうち。もと豊臣氏蔵入地。慶長15年池田忠雄領,元和元年からは阿波国徳島藩領。村高は,「郷帳下書」354石余,「天保郷帳」555石余,「旧高旧領」1,036石余。天正年間の家数24。明治9年の戸数177・人口922,法華宗寺院2,神社2。北山八幡神社は寛永7年九州筥崎八幡宮から勧請。当村と郡家浜村は古くから用水が不足し,旱魃で餓死する人もあったため困窮者救済願いが再三奉行所に提出されている。文政6年庄屋田村源十郎が村人と相図り,下川井村に新池を築造,反別45町を潤す用水を確保した。同11年虎市夫婦は孝子として藩から褒賞された。明治10年郡家村の一部となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7390256
最終更新日:2009-03-01




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