草野村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡丹波国多紀郡のうち｡もと油井村の一部,年代不詳だが分村して成立｡篠山【ささやま】藩領｡｢元禄郷帳｣では｢油井ﾉ内,草野村｣と見え,そのほかの郷帳類では江戸期を通じて油井村の一部として扱われた｡村高は,天明3年高附帳132石余,｢丹波志｣では132石余ほかに草野新田27石余｡天明3年高附帳によれば,家数42･人数210｡｢多紀郡明細記｣でも別免状草野新田村高27石余と見え,草野村の租率44.5%,草野新田村の租率33%,家数37･人数176,牛16｡氏神は油井村大歳神社｡油井村妙楽寺･古市村宗玄寺が檀那寺｡明治22年古市村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7390429
最終更新日:2009-03-01