ケータイ辞書JLogosロゴ 光明寺村(近世)


兵庫県>滝野町

 江戸期〜明治22年の村名。播磨国加東郡のうち。もと豊臣氏蔵入地。姫路藩領。村高は,「正保郷帳」195石余ですべて田方,「天保郷帳」233石余,「旧高旧領」も同高でうち光明寺領40石。真言宗五峰山光明寺は,天竺渡来の法道仙人が推古天皇2年に開いたという。「峰相記」には,賀茂郡内法道開基8か寺の1つとして,光明寺観音をあげる。現在の塔頭寺院は,遍照院・大慈院・華蔵院・多聞院の4か寺だが,文明17年閏3月の赤松政則宿泊のときは,塔頭25院坊があった。寺宝には銅造如来座像(国重文)と唐僧善導大師が,唐・天竺・日本へ1幅ずつ分かち与えたと伝える同大師の自画像がある。神社は稲荷神社。明治15年の戸数27・人口112。同22年滝野村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7390919
最終更新日:2009-03-01




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