ケータイ辞書JLogosロゴ 小谷村(近世)


兵庫県>加西市

 江戸期〜明治22年の村名。播磨国加西郡のうち。もと豊臣氏蔵入地。慶長5年姫路藩領,元和3年同支藩領,寛永16年幕府領,貞享3年相模国小田原藩領,延享3年幕府領,同4年からは田安家領。村高は,「正保郷帳」352石余うち田315石余・畑36石余,「元禄郷帳」(竜野市立図書館蔵)「天保郷帳」「旧高旧領」ともに352石余。延宝7年検地帳によれば,反別25町余・高337石余(小谷区有文書)。延享4年村明細帳によれば,反別26町余,家数55(高持50・無高5)・人数312,牛12(同前)。文政7年の年貢納米178石余であったが,定免延期願のため1升8合を増米として加えて納めた(山下家文書)。安政5年の年貢取米215石余(横田家文書)。産土神は北条の酒見社(現住吉神社)。同社の4月3日の例祭における神事「竜王舞」は東郷・西郷の2組で行われるが,古来より西郷は小谷村が勤めている。当村には大歳神社がある。寺院は曹洞宗祐尚山陽松寺(加西郡誌)。明治9年の戸数76(北条町誌)。同13年の戸数76・人口324,田26町余・畑1町7反余・宅地2町4反余・山林28町余・草山7町余・無税地2町余(播磨国地種便覧)。同22年北条町の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7391047
最終更新日:2009-03-01




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