ケータイ辞書JLogosロゴ 寺内村(近世)


兵庫県>三原町

 江戸期〜明治10年の村名。淡路国三原郡のうち。慶長15年池田忠雄領,元和元年からは阿波国徳島藩領。榎並【えなみ】組に属す。村高は,「郷帳下書」420石余,「天保郷帳」420石余,「旧高旧領」379石余。「味地草」では高377石余うち給人の知行地363石余,家数98。寛文13年の棟付帳(三原町中央公民館蔵)によれば,家数52・人数156,馬24・牛54,高296石余。鎮守は伊勢社(天照大神宮)。僧の宮は成相寺(馬廻村)の実弘上人の墓所という(味地草)。水利は池掛りで,当村・社家村・馬廻村の村境にある大池は,上田次郎と呼ばれ,中の池・いのこでん池とともに寺内・社家の田畝を潤した。また大久保村との村境にあった宮地池は,市村の支村宮地の用水池であった(味地草)。明治10年天野村の一部となる。なお,市村の支村宮地は同年以後は当地のうちとされた。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7391758
最終更新日:2009-03-01




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