ケータイ辞書JLogosロゴ 下笹見村(近世)


兵庫県>篠山市

 江戸期〜明治22年の村名。丹波国多紀郡のうち。篠山藩領。慶長13年丹波多紀郡桑田津之国帳では佐々味村(筱見村)一村として見え,江戸前期上笹見村・下笹見村2か村に分かれたと思われる。村高は,「丹波国郷帳」300石うち田264石余・畑35石余,正徳年間大郷帳・「丹波志」ともに305石余。「天保郷帳」では笹見村一村として記される。天明3年高附帳による家数40,人数男88・女80。字ヲヲノに鎮座する九頭女神社は仁徳天皇即位元年の創立と伝え,一説に九頭女はクズ姫の意で,クズ族の族長を奉斎したという。地内に清泉のある清水という所や,東北西三方を山で囲った虫生,また巫女の居住していた吾妻と称する所がある。また清大寺跡・三前寺跡が残る。明治22年村雲村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7391985
最終更新日:2009-03-01




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