ケータイ辞書JLogosロゴ 末政村(近世)


兵庫県>龍野市

 江戸期〜明治22年の村名。播磨国揖東【いつとう】郡のうち。末正村とも書く。慶長5年姫路藩領,元和3年竜野藩領,万治元年幕府領,寛文12年からは竜野藩領。村高は,「正保郷帳」239石余うち田207石余・畑31石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに246石余。当村や片山村など9か村の入会山で,林田藩領沢田村との境である金輪山の山境をめぐり,寛文3年から争論となり,同8年同山の3分の1を沢田村とすることで解決した(竜野市史5)。宝暦年間の竜野藩領分明細帳(矢本博文書/竜野市史5)によれば,高246石余,田12町8反余・畑4町4反余,家数33,山札・茶役銀4匁余。寛延元年の寺社控帳(竜野市史5)では神社は荒神社・地神社。明治12年の山林沿革取調書(竜野市史6)によると,官林2か所と,古くから当村民のみが入る山林1か所がある。同22年小宅村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7392422
最終更新日:2009-03-01




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