ケータイ辞書JLogosロゴ 高倉村(近世)


兵庫県>篠山市

 江戸期〜明治22年の村名。丹波国多紀郡のうち。もと高蔵寺村,村名の簡略化を篠山【ささやま】藩に出願,安政5年聞届けとなり高倉村と改称。篠山藩領。郷帳類には見えない。明治6年調べ旧租37石余,田3町5反余・石盛4斗9升余,畑7反余・石盛4斗9升余,正租米23石余・永45文9分6厘(多紀郡地誌)。明治16年の戸数16・人数92,牛牝9・牡1。天台宗宝橋山高蔵寺は大化2年法道仙人開基,神亀4年七堂伽藍ならびに21坊を建立。のち大山城主長沢氏の菩提所となり,永正9年長沢氏より屋敷・山林・田畑の寄進があった。天正年間織田氏の丹波攻略に際し,兵火で焼失,天正15年現在地に金堂と3坊を再建,慶安年間金堂が火災で焼失し,一宇となる(多紀郡地誌)。明治22年大山村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7392731
最終更新日:2009-03-01




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