ケータイ辞書JLogosロゴ 葛尾村(中世)


兵庫県>五色町

 南北朝期に見える村名。淡路国津名郡都志郷のうち。延文6年2月27日付淡路国守護細川氏春書下(九条家文書6/図書寮叢刊)に「一,葛尾村事,先年依所務煩,地下人之所務年貢櫟田方可取渡之由被仰候」とあり,当村で雑税について問題が生じたので,守護細川氏春が守護代近藤左衛門大夫入道に対して年貢・雑税を櫟田某から徴収し都志郷荘主に渡すよう命じている。現在,五色町鮎原葛尾にある竜宝寺は,天安年間武蔵国の慶運上人が当地に立ち寄った際,阿万吹上の海底から感得した不動尊を本尊として建立したものと伝え,平安初期の不動明王座像のほか,天正16年12月付の堀部市右衛門尉長勝寄進状・定書が伝わっている。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7393383
最終更新日:2009-03-01




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