ケータイ辞書JLogosロゴ 成井村(近世)


兵庫県>加古川市

 江戸期〜明治22年の村名。播磨国印南【いなみ】郡のうち。姫路藩領。村高は,「正保郷帳」で130石余うち田121石余・畑9石余,宝永2年村明細帳155石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに190石余。元禄14年成井新村を分村(印南郡誌)。ただし,「元禄郷帳」「天保郷帳」では同村は当村枝村として見える。宝永2年の村明細帳によれば,家数55うち本百姓43・水呑12,人数313,牛19,田14町9反余・畑2町5反余,庄屋弥左衛門,山之池・上之池・大向池・堂奥池・奥ノ池の名が見える。江戸末期には水害から身を守るため西方山麓の成井新村への移住が進み,次第に成井新村が中心集落となっていった。明治9年成井新村を合併。同14年の戸数58・人口236,田30町3反余・畑3町9反余・宅地2町1反余(播磨国地種便覧)。同22年西志方村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7394319
最終更新日:2009-03-01




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