ケータイ辞書JLogosロゴ 西谷新村(近世)


兵庫県>加古川市

 江戸期〜明治22年の村名。播磨国加古郡のうち。姫路藩領。延宝7年高畑村庄屋彦左衛門の願い出により開発されたのが村の始まり(元文2年村明細帳)。村高は,元文2年58石余,新田検地が延宝7年から正徳5年までに4回行われた。寛延2年60石余,「天保郷帳」「旧高旧領」でも60石余。家並みは寛延年間頃には東西140間・南北40間,宿並幅3間,寛延2年の人数275・家数60,うち左官2・桶屋1・俥屋1・酒屋1。大部分が畑地であり,農民は茶屋・旅籠屋を営み,日用稼ぎをした。「西谷卜言在所茶官(店か)有,高畑ノ出百姓也」(播磨鑑)とある。用水は高畑村の源太池や新在家村の寺田池に依存。鎮守は寺家村の五社大明神社。村内は八幡社・弁財天社がある。明治14年の戸数52・人口278,田1町2反余・畑14町2反余・宅地2町(播磨国地種便覧)。同16年西谷新組役場,同19年西谷新村外8村戸長役場が置かれた。同21年西谷簡易小学校開設。同22年平岡村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7394535
最終更新日:2009-03-01




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