ケータイ辞書JLogosロゴ 野田村(近世)


兵庫県>伊丹市

 江戸期〜明治7年の村名。川辺郡のうち。在郷町の伊丹【いたみ】郷町を構成する15か村のうちである古野田村・新野田村を合わせた呼称。当村名は「元禄郷帳」「天保郷帳」「旧高旧領」に見え,村高は「天保郷帳」「旧高旧領」でともに117石余とある。このように幕府へ届け出た郷帳類には野田村一村として記載されるが,地元では実際には古野田村と新野田村に分けて扱われ,明治4年にこの2か村が合併して野田村が成立したとされる。地内の地蔵堂には永禄6年銘の一石五輪塔がある。氏神は牛頭天王社で,ほかに若宮八幡宮があった。天明6年当時には江戸積酒造家3人が居住していたが,その一人木綿屋庄左衛門(山本東瓦)は与謝蕪村の愛弟子で,師の号の1つ紫狐庵を譲られた。明治7年伊丹町の一部となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7394857
最終更新日:2009-03-01




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