野村(近世)
江戸期〜明治18年の村名摂津国川辺郡のうち伊丹【いたみ】段丘の東縁に位置する北村から分村して成立ただし,｢元禄郷帳｣｢天保郷帳｣では北村枝郷と注記されているはじめ幕府領,寛文5年からは旗本大橋氏知行村高は,享保20年郷帳では辻･伊丹坂村を合わせて194石余,｢天保郷帳｣｢旧高旧領｣ではともに単独で51石余鎮守は牛頭天王寺院は古義真言宗飛鳥山発音寺があり,延享3年鋳造の梵鐘は｢野村の晩鐘｣として｢有岡八景｣の1つに数えられたが,第2次大戦中に供出された発音寺は明治6年廃寺となったが,同12年に再興が許された同18年北村の一部となる現在の伊丹市春日丘4丁目あたり
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7394881
最終更新日:2009-03-01