野間村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡多紀郡のうち｡もと豊臣氏蔵入地｡慶長7年八上藩領,同13年からは篠山藩領｡村高は,慶長13年丹波多紀郡桑田津之国帳211石余,｢丹波国郷帳｣211石余うち田188石余･畑23石余,寛延元年引渡郷帳･｢丹波志｣ともに246石余,｢天保郷帳｣247石余｡延享3年巡見使庄屋覚書では家数45･人数232,牛15,天明3年高附帳では家数55,人数男134･女113｡東部には畑村の出在家井垣がある｡篠山川の中州に厳島神社があり,干害除去のため安芸国宮島より勧請したといわれ,藩の雨乞の霊地となる｡また八幡社･弁才天宮がある｡明治22年城北村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7394899
最終更新日:2009-03-01