ケータイ辞書JLogosロゴ 野村(近世)


兵庫県>大河内町

 江戸期〜明治22年の村名。播磨国神西郡のうち。寛永15年新野村のうち高139石余をもって同村から分村して成立(野村区有文書)。分村初期には下新野村とも見え,乗徳寺木仏尊形裏掛に「享保二十一年丙辰播州神西郡新野村惣道場」とあることからも,新野村の一部として把握されることもあったことがわかる。はじめ姫路藩領,寛永17年因幡国鳥取藩領,寛文3年福本藩領,同6年からは旗本(屋形)池田氏知行。村高は,「正保郷帳」139石余うち田135石余・畑4石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに147石余。江戸期より米・麦作中心の集落。享保6年の名寄帳(野村区有文書)によれば,田7町余。鎮守は大歳神社。寺院は永禄8年創立の浄土真宗乗徳寺(神東神西郡沿革考)。明治12年の田反別14町余(同前)。同22年寺前村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7394909
最終更新日:2009-03-01




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