ケータイ辞書JLogosロゴ 馬場村(近世)


兵庫県>三木市

 江戸期〜明治22年の村名。播磨国美嚢【みなぎ】郡のうち。もと豊臣氏蔵入地。慶長5年姫路藩領,元和3年明石藩領,同7年幕府領,宝永4年常陸国下館藩(享保17年から上野国沼田藩)領,寛保2年出羽国山形藩領,延享3年〜天保13年上野国館林藩(天保7年から石見国浜田藩)領,のち下野国壬生藩領。村高は,「正保郷帳」132石余うち田119石余・畑13石余,「元禄郷帳」(竜野市立図書館蔵)「天保郷帳」「旧高旧領」ともに157石余。神社は衣笠神社・大歳神社。衣笠神社は宝亀年間以前の創立と伝えられ,衣笠城主の氏神であったが,三木城兵乱の時に社殿焼失,のち再建。また,衣笠城址のそばには衣笠城落城の時に家臣某が主君豊後守の死体を埋葬し,その側で割腹して主君に殉じたという林(大将軍の社)がある。ほかに地蔵堂がある。明治15年の耕地17町4反余,戸数10・人口51(播磨国地種便覧)。同22年口吉川村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7395101
最終更新日:2009-03-01




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