ケータイ辞書JLogosロゴ 原村(近世)


兵庫県>村岡町

 江戸期〜明治22年の村名。但馬国七美【しつみ】郡のうち。慶長6年からは旗本山名氏の知行(明治元年村岡藩領)。村高は,「国高一紙」83石,「天保郷帳」85石余。鎮守は原神社。臨済宗東仙寺があったが,元和4年頽廃(増補七美郡誌稿)。慶長〜宝暦年間にかけて領主山名豊国が経済政策として鉱山採掘を行い,山田村で産した鉄を当村で精錬したという。字伊津山では土を掘ると鉄屑が出る。また,当村では味取・長須・高津の各村とともに製紙が行われ,各集落ごとに共同の紙漉場が村の入口に設けられ,製品は射添【いそう】紙と呼ばれた。明治22年射添村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7395192
最終更新日:2009-03-01




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