ケータイ辞書JLogosロゴ 三宅村(近世)


兵庫県>関宮町

 江戸期〜明治22年の村名。養父郡のうち。もと八木氏領,のち宮部継潤・羽柴秀長領。文禄4年出石【いずし】藩領,慶長9年からは幕府領。村高は,「国高一紙」「天保郷帳」ともに304石余。神社は,式内社大与比神社。同社の起源に関しては,背面の岩倉信仰に由来するとも,三宅連の祖天日槍命を祀ったものともいわれる。寺院は,曹洞宗蓬莱山大雲寺・浄土真宗本願寺派正蓮寺。ほかに,村民によって管理されている阿弥陀堂があり,8m四方の宝形造の堂宇大宝閣には本尊阿弥陀如来立像が置かれている。同像は仏身3.5m・台座1.1mで但馬第一の木彫巨像,中世に廃寺となった浄願寺の本尊であるといわれる。このほかに,如来座像3体・四天王像3体が安置されている。明治22年関宮村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7396707
最終更新日:2009-03-01




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