ケータイ辞書JLogosロゴ 今泉村(近世)


奈良県>香芝市

 江戸期〜明治22年の村名。葛下郡のうち。江戸前期に上里村から分村し,同村の枝郷。郡山藩領。村高は,「元禄郷帳」「天保郷帳」ともに581石余。享保9年和州御領郷鑑によれば,家数90・人数420,産物は米・木綿・麦,寺社は臨済宗徳運寺・浄土宗正福寺・大念仏宗念通寺・不動堂・清水三社大明神。また地内の字雲門寺は神竜山雲門寺と称し72坊を擁した寺院の古跡で,のち跡地に片岡氏の本城が建てられ,片岡氏の廟所があったという(吉村家文書)。「町村誌集」によれば,明治15年頃の村の幅員は東西50町・南北20町,税地は田39町余・畑9町余・宅地2町余・山林39町余など合計93町余,戸数75・人口395(男200・女195),牛14,寺社は正福寺・念通寺・稲荷神社・地所筒神社・八王神社。同22年志都美村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7398106
最終更新日:2009-03-01




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