ケータイ辞書JLogosロゴ 鹿塩(古代〜


奈良県>吉野町

 大和期から見える地名。吉野郡のうち。「古事記」応神段に,吉野の国主等は「吉野の白檮上【かしのふ】」に横臼を作り,その臼で大御酒を醸造し,天皇に献上したとある。また,「延喜式」神名上の吉野郡10座のうちに「川上鹿塩神社」が見える。この鹿塩神社は川上村との境界をなす五社峠の川上鹿塩神社であるというが,南国栖にも同名の神社があるので,一考を要する。なお,中世には戦国期の2月晦日付北畠具房書状に「其方被官樫尾」とあって(沢氏古文書6),当地の地侍樫尾氏が国民沢氏の被官として活躍した。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7398776
最終更新日:2009-03-01




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