ケータイ辞書JLogosロゴ 川合(古代)


奈良県>河合町

 奈良期から見える地名。広瀬郡または山辺郡のうち。天武朝に竜田の立野で風神を祀り,「広瀬の河曲」で大忌神を祀ったと見える(天武紀4年4月癸未条)。川合の初見は天平2年の大倭国正税帳(正倉院文書/寧遺上)で,山辺郡の項に「広湍川合神戸」稲10束・租10束計20束とある。大同元年の「新抄格勅符抄」によれば,「広瀬川合神」に封戸2戸が与えられている。山辺郡内に川合神戸が属するのは広瀬神社の神戸だけが山辺郡にあったためか,流路の変動により郡界あるいは神社・神戸が移動したためと考えられる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7399006
最終更新日:2009-03-01




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