ケータイ辞書JLogosロゴ 長引村(近世)


奈良県>月ケ瀬村

 江戸期〜明治22年の村名。添上郡のうち。「元禄郷帳」では永引村と書く。はじめ御番衆領,元和元年郡山藩領,延宝7年幕府領,享和元年からは再び郡山藩領。村高は,「慶長郷帳」「寛文郷帳」ともに75石余,「元禄郷帳」94石余,「天保郷帳」93石余。永富山に祀る峰宮に,正安2年石打八王子神社から勧請という八王神社,集落の中に長福寺がある。長福寺には木造大日如来座像・同菩薩座像の2体があり,大日像光背の一部ながら平安後期の秀作といわれ,村文化財。明治15年頃の戸数58・人口251,舟1,税地は田19町余・畑25町余・宅地2町余・山林39町余の総計87町余,民業は農業46戸・工業12戸,特産は茶9,030斤・烏梅80駄・木布350疋(町村誌集)。同22年月瀬村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7401209
最終更新日:2009-03-01




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