ケータイ辞書JLogosロゴ 井ノ口村(近世)


和歌山県>貴志川町

 江戸期〜明治22年の村名。那賀郡のうち。高野山修理領。江戸中・後期に,貴志北村が北村・小野村および当村に分村したものと思われる。村高は,「旧高旧領」では269石余。「続風土記」によれば,当村は高野山領の西端に位置し,家数181軒・人数711,小名に大滝があるほか南部に南竜公徳川頼宣が狩りをしたという御狩場というところがある。また神社は八幡宮のほか小祠7社,寺院には真言宗古義極楽寺・明王寺・延命寺などがある。村内に帆布といわれる所があり,その名にふさわしく紋羽織製造の盛んな所であった。堺県,五条県を経て明治4年和歌山県に所属。同6年には戸数269,男510・女510。同22年東貴志村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7403362
最終更新日:2009-03-01




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