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忌部郷(古代)


 奈良期~平安期に見える郷名...

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[最終更新日:2009-03-01/JLogosid:7403437]
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角川日本地名大辞典(旧地名編)

日本地名大辞典に収録されているものの中から、現在以前のものを再編。

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忌部郷(古代)

奈良期~平安期に見える郷名「和名抄」麻殖【おえ】郡四郷の1つ高山寺本は「淫閇」,伊勢本・東急本は「伊无倍」と訓む「続日本紀」神護景雲2年7月乙酉条に「阿波国麻殖郡人外従七位下忌部連方麻呂従五位上忌部連須美等十一人賜姓宿禰大初位下忌部越麻呂等十四人賜姓連」と見える「古語拾遺」に「天日鷲命が孫,木綿及麻并織布を造る仍りて,天富命をして,日鷲命が孫を率て,肥饒き地を求ぎて,阿波国に遣はして,穀・麻の種を殖ゑしむ其の裔,今彼の国に在り大嘗の年に当りて,木綿・麻布及種種の物を貢る所以に,郡の名を麻殖と為る縁なり天富命,更に沃き壌を求ぎて,阿波の斎部を分ち,東の土に率往きて,麻・穀を播殖う」と見える(岩波文庫)「日本霊異記」には「粟の国名方の郡埴の村に一の女人在り忌部首なり字を多夜須子と曰ふ」「麻殖の郡の人忌部連板屋」と見え,「今昔物語集」には「名方郡ニ忌部連板屋」,「中臣宮処氏本系帳」に「粟国麻殖県主忌部首玉代」の名が見える(姓氏家系大辞典)また天平4年10月付の忌部為麻呂戸調黄絁銘に「阿波国麻殖郡川島郷少猪里戸主忌部為麻呂戸調黄絁壱匹」と見え(正倉院所蔵/寧遺下),延喜2年付の板野郡田上郷戸籍には「忌部田売」などの名が見える(蜂須賀侯爵家所蔵文書/平遺188)以上から当地付近には多くの忌部氏が居住していたことが窺える「延喜式」神祇部のうち践祚大嘗祭由加物条に「阿波国所献麁布一端木綿六斤年魚十五缶蒜英根合漬十五缶乾羊蹄蹲鴟橘子各十五籠〈已上忌部所作〉」と見える現在の山川町山崎地区に「延喜式」神名帳に見える麻殖郡8座の1つである「忌部神社」がある同社に関して同書に「或号麻殖神或号天日鷲神」なる註記があるが,「古語拾遺」および「日本書紀」神代上に天日鷲命は阿波国忌部の遠祖と見えるまた「続日本後紀」嘉祥2年4月乙酉条に「奉授阿波国天日鷲神従五位下」と見え,「三代実録」貞観元年正月27日条には「阿波国従五位下大麻比古神忌部天日鷲神並従五位上」と見える(国史大系)また旧山崎村には同じく式内社である「天村雲神伊自波夜比売神社二座」がある当郷は現在の山川町山崎地区,川島町学・児島・三ツ島付近に比定される(地名辞書・地理志料)中世のものと推定される国内式社記載文書(徴古雑抄1)に「忌部郷〈伊美倍〉」と見えるなお,江戸期に編纂された「応仁武鑑」細川持寛の項に「忌部庄三百町」とある(阿波国荘園史料集)同じく江戸期の「阿波志」には麻殖郡の郷名として「忌部 今廃 忌部山」とある

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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

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