ケータイ辞書JLogosロゴ 海老谷(中世)


和歌山県>海南市

 室町期から見える地名。那賀郡野上荘のうち。初見は,応永6年8月15日の年紀を有する海老谷浄土寺鰐口銘(海南市史3)に「紀伊国那賀郡野上ノ荘内海老谷願主祐栄敬白」とあり,野上荘に属していたことが知られる。また延徳2年12月13日書写の表紙をもつ坂井郷大荘畑村支証等案(方衆座文書/県史中世1)に収められた明徳3年の年紀を有する畑村之取帳のうち「一段九十歩〈エヒ谷ノ口〉形部」と見える。さらに,天正12年5月26日エヒ谷秀仁願成寺供分譲状(亀井家文書/県史中世2)の署名に「〈エヒ谷〉秀仁(花押)」「〈エヒ谷〉甚兵衛(略押)」と見える。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7403569
最終更新日:2009-03-01




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