ケータイ辞書JLogosロゴ 海老谷村(近世)


和歌山県>海南市

 江戸期〜明治22年の村名。那賀郡のうち。和歌山藩領御蔵所。村高は,慶長検地高目録では225石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに241石余。御高並村名帳によると,野上組に属し村高241石余うち新田高8石余(南紀徳川史10)。「続風土記」によれば,家数27軒・人数115,有田【ありだ】街道が通る那賀・名草【なぐさ】・有田3郡の郡境の村で,小名には上の垣内・奥の垣内・賀計【かけ】・両方垣内・窪・里神などがある。また神社は小祠4社,寺院は浄土宗鎮西派浄福寺・浄土寺,浄土真宗東本願寺派正教寺がある。明治4年和歌山県に所属。同6年には戸数29,男77・女50。同11年の戸数32,男75・女60,学齢者数は男12・女8,そのうち就学者数は男8・女1。同22年南野上村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7403570
最終更新日:2009-03-01




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