ケータイ辞書JLogosロゴ 大附村(近世)


和歌山県>すさみ町

 江戸期〜明治22年の村名。牟婁【むろ】郡のうち。和歌山藩領御蔵所。周参見【すさみ】組に所属。村高は,慶長検地高目録では「大槻村」と見え81石余,ほかに小物成3斗余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに83石余。「続風土記」によれば,家数21軒・人数81,小名に栗原がある。貧しい山村で,農業のほか炭焼きなどが行われた。安政3年には難渋のため代官所へ上納する税金に困り,村持ちの炭山を周参見浦の庄主に売却(近世すさみ林制史料)。神社は産土神の諏訪明神社,寺院は臨済宗弥陀山福田寺がある。明治4年和歌山県に所属。同6年には戸数36,男77・女56。同12年西牟婁郡に属し,同22年大都河村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7403682
最終更新日:2009-03-01




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